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どうやって、子どもを支えていけばいい?

あなたは親として、自分だけではなく我が子の面倒もみなくてはなりません。

PFLAGが存在する理由はここにあります。あなたがよりよい親になれるよう、個人個人の要望にお答えできるよう手助けをしています。

この小冊子を読むことが、我が子をサポートする第一歩となっているのです。というのも、(この小冊子を読んでいるということは)あなたが新しい情報を受け入れる偏見のない心を持ち、もっとよく知りたいと望んでいる証なのですから。

同性愛者・両性愛者の我が子をサポートする――それは、親としての一般的なサポートの延長線上にあります。我が子と話したり、我が子の話を聞いたり、我が子とともに学んだりすることです。

子どもによって、両親から必要としているものは異なります。我が子がセクシュアリティに関して必要としているもの、セクシュアリティにからんで抱いている問題について、その子とどうコミュニケーションをとるかは、親であるあなた次第なのです。

ある親は、自分自身の人生経験との共通点や相違点を認めることで子どもをより理解し支援できているといいます。あなた自身が、人生の中で経験した悲しい出来事をどう解決したかを話すことが、役に立つときもあります。

しかし、性的指向に基づく差別は、他とは違った形で人を傷つけることをわかったうえでコミュニケーションをとらなければいけない場合もあります。

親であるあなたが同性愛について出来る限り徹底的に学び、その知識を私たちの住む社会に広めることを手助けしてくれることが、あなたの子を支援することに繋がっていきます。ずっと隠しているからこそ、偏見や差別が存在し続けるのです。