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須田 和(尼崎市市議会議員)

多様な生き方を認める社会へ―その歩みはこうして、ゆっくりと、着実に進んでいくのだと実感したのは、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のミーティングに参加してほしいとの依頼で、神戸市内の会場に伺った時のことでした。参加者、お一人おひとりが尊重される会の進行、ゆっくりとじっくりと発言者の思いを聴こうとする姿勢と、社会、周囲の、誰かの、といやみんなの理解を渇望する強い眼ぢからを持つ参加者のみなさん。

市議として、みなさん個々のお話を聴かせてもらう貴重な経験をしました。そして、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」を立ち上げ、ネットワークを広げながら会を運営し、その活動を発信し続けて来られたみなさんの努力に、いま改めて敬服しています。

自分の生き方や価値観が、「受け入れられなかった」、「理解されなかった」という否定文で語らなければならなかった経験を持つ人は、あらゆる社会―家庭、学校、職場…どこにもたくさんおられます。その辛さや哀しみや怒りを、自分の言葉で表現できるようにサポートしあう仲間を、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」が、増やしてほしいと願い、応援したいと思っています。

(LGBTと友人をつなぐ会第33回ゲストスピーカー;2010年4月18日)