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「インターセックス」と「トランス」の違いは?

広義では、トランスの問題が性自認であるのに対し、インターセックスは、性的器官の問題であるというのが違いです。ほとんどのトランスは、解剖学的には普通の男性、または女性の器官を持って生まれてきますが、中には、出生時にインターセックスの特性が認められるケースもあります。

インターセックスの特性を持つ人の大多数は、性自認に関しては一生変わらないので、自分をトランスとは呼びません。しかし、出生時に、医師から間違った性別を診断されたインターセックスは、成長したのち、「ジェンダー移行」を実行します。

もうひとつの違いとして、インターセックスに関しては、多数の支援者が、当事者の同意なしで施術される「外科的矯正」*治療を止めさせようと運動しています。

普通の男性、または女性の外性器や生殖器官を持たないからという理由で、しばしば、幼児期から思春期にかけて外科手術を施され、そのため成長後、性感を失ってしまうことがあるからです。「北米インターセックス協会」によると、最大の問題は、当事者と家族がインターセックスの特性を恥ずかしく思い、隠すという点です。

 

「外科的矯正」(Surgical normalization)