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「性別違和症候群」とは?

生物学的性別と性自認との間に落差を感じ、そのために感じる苦痛、悩み、不安などを指す心理学的用語です。

生物学的性別の性役割に合わせるよう、家族、同世代、社会に強制されたことも原因となるでしょう。

程度の差はあれ、ほとんどのトランスがこの苦痛を経験しています。幼い頃から、生物学的性別に合わせようとして苦しんでいる子もいる一方、稀に幸運な例では、早くから親に性自認を受け入れてもらえる子もいます。多くの子どもは性自認を隠して、親や社会の要求に合わせようと苦闘します。

数多くのトランスが、時には何年も性自認を否定し抑圧した後で、自分本来の性別に再適合して苦悩から解放されます。その時ようやく本当の自分になるのです。