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「トランス」とはどんな人?

「性別再適合手術」*を控えている人、手術を受けた人に加えて、手術を受けない人も含み、共通するのは、間違った性の体に生まれてしまったと感じていることです。 異性装(クロス・ドレッサー:以前はトランスベスタイド)は、自身の性別越境自認*を表現するために、しばしば、異性が着る服を身に着けます(その他の様々な性自認は、頁数が限られているため記載しません)。

トランスは一般に、MtF(男性→女性)、FtM(女性→男性)という、性的再適合の方向によって分けられます。一方、若い世代のトランスには、「男性/女性」という従来の二元論を超えた「ジェンダー・クイア」*を自認する人が増えています。

忘れてはならないのは、「トランスジェンダー」という用語が、いくつかのグループを意味することです。各グループに、様々な用語で性自認を表現する人々がおり、グループ毎に互いに性質が異なりながら、また繋がってもいます。

例えば、多くのトランスセクシュアルは、自身を独立したグループとし、「トランスジェンダー」の枠に入りたがりません。性別再適合手術を終えた人は、もはや自分を「トランスセクシュアル」と呼びません。手術をしないトランスセクシュアルで、自分を「トランスジェンダー」と呼ぶ人もいて一様ではありませんが、たとえ用語が様々でも、性自認は個人的権利であるという点では、大多数のトランスが一致するでしょう。

PFLAGはその権利獲得を全力で支援します。

 

「性別再適合手術」(Sex Reassignment Surgery: SRS)

俗に「性転換手術」。

「性別越境自認」(Cross-gender Identity)

「ジェンダー・クイア」(Gender Queer)