NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会のトップページへ戻る

「性別不合行動」の子どもに精神療法は効果的か?

精神療法は、性別不合行動の子どもの性表現を支え、社会の抑圧と闘うのを助けることができます。ただし、時折、性同一性障害の診断が悪用され、「真性の」同性愛やトランスセクシュアルにならないためと称して、生物学的性別に従うよう、医療関係者が子どもを操作することがあります。

こうした危険を避けるために、親は、精神科医を選ぶに当たって、治療目標や治療技術を慎重に調べることが大切です。既にアメリカ医学会は、同性愛が精神障害ではないと発表しました。また、迫害されて生きるゲイの不安に乗じ、威圧的なやり方で「改宗」(ゲイ行動をやめさせる)させたり、「修復」治療を施したりすることは、百害あって一利なしと述べています。

同様に、性別不合やトランスの子どもたちも、医療における迫害から守られなければなりません。成人したトランスも同じです。