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事実の伝達

「私たちは、子どもたちの恐怖を和らげるために、ピーターがどのように伝えるか、前の晩に練習しました」アリソン:夫がゲイ。3人の子どもに話した時のこと。

子どもは、他の人から聞くよりも親本人の口から、ゲイやレズビアンの事実を聞きたいものです。親がバイセクシュアルでも、トランスジェンダーでも同じ。成人した子どもたちが幼時を振り返って言うには、親のカミングアウトを早く知らされた方が、子どもは親に信頼されていると感じるそうです。両親がその場にいて、二人ともお前を愛しているよ、親がゲイであろうと親子関係は何も変わらない、と言ってくれれば子どもは安心するそうです。

子どもの反応は様々ですし、親の前ではどう感じたかも出さないでしょう。両親が離婚することが明らかなら、子どもは皆、激しいショックと動揺を感じるでしょう。自分に、異性愛者の親に、そして家族の生活に不幸をもたらしたことに怒りを覚えます。

親の仕事は、子どもが感情を処理して話せるように助けてやること。その際、辛抱強く愛情を表現しながら、子どもが言葉に表せるように仕向けてやります。異性愛者の親が、もうひとりの親(ゲイやトランスジェンダーである親)の味方だと子どもに伝え、何よりも、パパもママも決してお前と離れないと約束してやれば、子どもはより安心するでしょう。