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親の「特有の」外見と行動

「パパとバズは、女みたいな仕草をしながら歩いてたの。気持ち悪かった」リン:父親がゲイ

特に十代の子どもは、ゲイやレズビアン「特有の」親の仕草や、それらしい服装を嫌います。例えば、親が同性に見せるロマンティックな振る舞いが恥ずかしいのです。でも次第に、それは相手を気遣う思いやりや愛情から来るものだと分かります。慣れて来ると子どもは、ゲイの親や、その友人やパートナーと一緒にいることが楽しくなります。

両親が離婚して、ゲイやトランスジェンダーの親と住むことになった子どもは、毎日の生活が、異性愛者の親がいた頃とほとんど変わらないのを発見します。トランスジェンダーの親を持つ子どもは、親の性指向に変化があったり、なかったりと様々ですが、共通するのは、親が新しい性に適合する過程で、外見や振る舞いが劇的に変わるのを目撃することです。

結果として、COLAGE(ゲイ・レズビアンの親を持つ全子ども連)の共同創立者、ステファン・リンチが言うように、LGBTの子どもの何人かは「二つの文化」の中で育つことになります。異性愛者の親と、同性愛またはトランスジェンダーの親を持つことによって、其々の文化に触れ、親と共に経験するからです。