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同性愛嫌悪

「10歳の時、人を『ホモ」って呼ぶのは良くないと知っていた。でもどういう意味か知らなかったし、まさかそのひとりに会うなんて思ってもみなかった」ジョー:11歳。父親がゲイ

十代は特に、ゲイ差別発言に反応し怒りがエスカレートします。差別発言のある部分は親に対してだけでなく、その子どもを標的にしているからです。親がLGBTだから子どももLGBTだろうと、学校で苛められることもあります。親のことでからかわれると、みんなから辱められ仲間はずれにされたと思います。

こんな時、親が、差別発言の中の間違った情報を訂正し、そんな発言は無知から来るのだと説明すると、子どもはとても助かります。もっと良いのは、からかわれた時にどう対処するか、知恵を授けてやること。例えば、悪口は無視するとか、時には正面きって反論するなどです。

親がLGBTだと知られたために、友だちを失う子もいます。特に十代は、友だちを失うのが怖くて誰にも言いません。親のカミングアウトで気が滅入っている上に、悩みを友だちと話せないために、更に暗い方向に気持ちが向いてしまうことがあります。

十代は、友だちと違うことを恐れ、仲間の反応を気にします。友だち第一の世界に生きていますから、孤立してしまうと、社会性が発達しません。その場合は、インターネット、あるいは、顔の見える支援グループに入って、同世代と悩みを共有すると良いでしょう。