NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会のトップページへ戻る

周りの人ができること

異性愛配偶者はしばしば自分の殻に籠ってしまいます。人に話すと嫌がられるかも知れない、特殊な悩みだから誰もわかってくれないと思い込むのです。ひとりで問題を抱え込み、どんどん落ち込んでしまいがちです。

支えがないために、連れ合いのカミングアウトで受けたショックから、十分に立ち直れない人もいますが、大半は回復します。癒しや人間的成長は自分から求めてこそ得られるのですが、やはり、外から支えがあれば回復も早いものです。これを読んでいる貴方(LGBTの家族、配偶者、友人)が、閉じ籠った人の心の扉を叩いて、孤独の殻から出られるよう、手を差し伸べてあげて下さい。毎日、声をかけて支えてあげると、孤立と混乱のさなかにいた異性愛配偶者も、現実を受け入れ、癒しに向かって足を踏み出し、やがては諸々の問題を解決して、新しい生活を再建できるようになります。

「異性愛配偶者ネットワーク」(Straight Spouses Network)の会員が、痛み、怒り、悲しみを前向きなエネルギーに変えられるよう、一緒に考えて行きます。

支えの際に大切なことを下に挙げました。適切な支えを与えれば、異性愛配偶者もその子どもたちも、やがて、ゲイ差別のない社会に変えるために行動を起こせるようになります。