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LGBTの家族と友人のみなさんへ

大切な人から「自分はLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど)なんだ…」とカミングアウトされたとき、あなたはどのように感じられたでしょうか?

驚き、悲しみ、怒り、恐れ、困惑…。どのような感情を持たれたとしても、それはごく自然なことです。私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のメンバーも、あなたと同じように大切な人からカミングアウトを受け、それぞれがさまざまな感情を持ちました。

  • 「ゲイやレズビアンって、テレビの中のちょっと変わった人たち・・・」
  • 「LGBTって聞いたことはあるけど、自分の周りにはそんな人はいない…」
  • 「人間は男と女だけ…」

もしあなたがこんなふうに考えていたなら、カミングアウトしてくれた人が大切な人であればあるほど、感情が大きく揺らぐのも無理はありません。

でも心配することはありません。統計によれば、10人に1人はLGBTの人が存在しています。言い換えれば、4家族に1家族の割合でLGBTの人がいることになりますし、またほとんどの人が自分の人間関係の中で、少なくとも1人のLGBTの人とはつながりを持っていることになるのです。

つまり、あなたは決して一人ではないということです。

カミングアウトされたあなたのために、そしてカミングアウトしてくれたあなたの大切な人のために、私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」からお勧めしたいことが二つあります。

あなたと同じ経験をした人と話してみること

一つはあなたと同じ経験をした人と話してみることです。メールでも電話でも、またミーティングに参加して直接話すこともできます。他の人の経験を聞いたり、自分の経験や今の気持ちを話したりすれば、気持ちが楽になったり、考えが変わったりして、元気になるかもしれません。私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」は、喜んであなたをサポートします。

LGBTについて学んでみること

もう一つはLGBTについて学んでみることです。

このホームページには、あなたと同じ経験をした家族や友人の体験談もありますし、LGBTを学ぶというページもあります。参考資料にはお勧めしたい本や映画も掲載しています。

また実際に「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のメンバーになって、一緒に学んだりすることもできます。あなたの大切な人を理解し、応援するために、是非このホームページを利用して学んでみてください。

参考:『Our Daughters and Sons(和訳)
この文章は、アメリカのPFLAG(LGBTの親や友人の会)が発行している小冊子を日本語に訳したものです。英文冊子はこちらです(PDF)