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BOOK
キャリコン視点のジェンダー論/男はスカートをはいてはいけないのか?
2024.7.3 UP
おすすめの本を紹介!!
男はスカートをはいてはいけないのか?~キャリコン視点のジェンダー論~(日本橋出版)
一般社団法人キャリアコンサルティング協会 神田くみ・橘亜季著
世の中は男性と女性に分かれている。男は男らしく‥強く逞しく、女は女らしく‥優しくしとやかに・・って本当だろうか?
男性にも女性性があり・・繊細できれい好きだったり、女性にも男性性がある・・ふてぶてしくメカ好きだったり。なのに、男、女、かくあるべしというのが多すぎませんか? 例えば、ビジネスシーンで、女性はメイクをしなければならない、とか、男性はスーツ着用とか。
何故、男はスカートをはいてはいけないのだろうか?
昔、小学校入学時、女子のランドセルは赤、男子のランドセルは黒が定番だった。ところが最近の小学生女子のランドセルの色とりどりなこと、ピンク、水色、薄紫、茶色、赤。ところが男子は相変わらず黒が定番。女子は小学生から大人女子まで自由な色合いでファッショナブル、ミニスカートから、振袖、パンツルックまで自由自在。でも、男子は?
そんな疑問を解析してくれる本に出合った。
性の多様性はもとより、ジェンダーをめぐる歴史と文化、法律、制度面から紐解き、旧来の当たり前について考えてみよう、と背中を押してくれる本。
何に一番驚いたかって、ジェンダーギャップ指数118位(2024年)という数値に現れているように男女格差の大きい日本であるのに、男性の方が女性よりも幸福度が低いという事実。この本を読むと、その理由がよくわかる。旧い価値観に縛られていると、セクシュアルマイノリティだけでなく男性はどんどん生きづらくなっていく・・・?