6月に引き続き、江東区での対話交流会となります。
LGBTQ+のお子さんを抱えるご家族や当事者、ご友人も、LGBTQ+に関心のある方、学びたい方、どなたでも参加できます。
先輩保護者はどう対処してきたのか、同じ境遇の親たちはどう乗り越えようとしているのか、他者の話を聴くことで見えてくる世界があります。差別の中で苦しんでいる方、カミングアウトを受け困惑されている方、情報が欲しい方、対話の中で答を見つけましょう。
誰もがありのままの自分を見つめる時間が必要です。安心、安全な場での語りの輪の中に身を置いて、ご自分の納得いく道を見つけてください。
▶日 時 2024年8月4日(日) 13:30~16:00
▶会 場 江東区産業会館第4展示室/江東区東陽町4-5-18
東京メトロ東西線東陽町駅東改札(西船橋方面)④出口徒歩1分
▶定 員 25名(参加希望の方はあらかじめお申込み下さい。仮名可)
▶参加費 500円
▶申込先 mail/tokyo@lgbt-family.or.jp
tel/090-9876-2423(水・土・日対応、つながらない時はsmsで)
🍀会場へのお問い合わせはご遠慮ください。
【終了しました】
今回、参加者が少なかったのは、夏季休暇のせいか、酷暑のせいか・・・? キャンセルもあり、3名の親御さん(何度か参加されている方と初めての方)とスタッフという陣容。
つなぐ会ミーティングは通常ピアカウンセリング。少ない時には相談会🍀 今回はオープンダイアローグ形式で対話相談会となりました。
かつてはトランスジェンダーというと、割り当てられた性別(戸籍上の性別)とは違う性自認・・トランス男性かトランス女性だったが、ここ2,3年はXジェンダーを自認する当事者が増え、親御さんはその有り様をなかなか理解しがたいようだ。身体と反対の性自認というのは男女二元論にのっとっているので、性別が変わってしまうという事態を受け入れさえすれば(最大の難関だが)従来の男女二元論で理解し得る。姿も声も変わってしまうので、諦めもつくというか、シスジェンダーの親も覚悟せざるを得ない。けれども、Xジェンダーや近年増えているノンバイナリーという概念となると、当事者自身が自分の性自認を男女に分けて捉えたくないし有り様が変わらないことも多いので、親としては今までと何が違うのかわかりづらい。
性別に帰属しないSexualityというのは、男女二元論で育ってきた親世代には理解しがたいのだ。けれどもかわいい我が子の苦しんでいる姿を見れば受け入れねばと思い、が、果たして子どもの思いのままに歩ませるのが幸せにつながるのだろうかという疑念も浮かぶ。
そんな葛藤に陥っている親御さんに誰かが言う。Sexual Minorityの子どもとシスジェンダー、ヘテロセクシュアルのMajorityの親は別の価値観で生きている。だから、親の願う幸せと子どもの思う幸せは違っているんじゃないか、と。
時代はどんどん変化していて、LGBTQ+を受け入れる制度は教育現場や就労においても、社会全体に広がってきている。日本社会は保守的だけれども、多様性が世界の潮流である以上日本も変わらざるを得ないだろう。変わるであろう未来に期待して家族が味方に付けば、子どもは力を得て、自身の道を信ずるままに歩いていくのではないか、現に自分は、と当事者は言う。「これまでは紆余曲折の道のりだったけれども、自分の信じる道を生きてきたから後悔してないけどね」と。
子どもの訴えを聴いても親は感情が邪魔をして簡単にはYESとは言えない。だから、交流会で当事者の思いを聴いてみたい。他人の言葉なら案外理性的に受け取れるものだから。
・・親たちは当事者の言葉を聴いてみたい。つなぐ会は家族だけのクローズの会じゃない、LGBTQ+の仲間にも、ここにきて語ってほしい。
「子どもの将来を心配して反対するんじゃなくて、家族なんだから、一緒に悩んで一緒に考えて、一緒に未来を切り開いていってほしいんだ」
この言葉にあなたは何と応えるだろう?🌈