

2025年となりました。今年最初の対話交流会は江東区での開催です。
パートナーシップ宣誓制度を始める自治体が全国に広がり、人口カバー率は8割を超える状況とはいうものの、依然として教育、就職、結婚、医療、公的サービス等あらゆる分野で課題は山積みです。これではLGBTQ+当事者を抱える家族は安心して子どもを受け入れられません。もちろん相変わらずクローズ状態にならざるを得ない当事者もたくさんいます。
この状況を何とかしたい! 子どものカミングアウトに困惑(>_<) 学校対応を悩んでいる”(-“”-)” それぞれの思いを発してお互いに知恵を出し合いながら、楽になる道を探ってみませんか? 仲間と対話するうちに肩の荷が下りますよ❣
➡日 時 2025年2月15日(土) 13:30~16:00
➡会 場 江東区産業会館第4展示室(入り口は2階です)
東京メトロ東西線東陽町駅下車 4番出口を出てすぐ右隣り
➡定 員 25名(参加希望の方はあらかじめお申込み下さい。仮名可)
➡参加費 500円
➡申込先 メール/tokyo@lgbt-family.or.jp
電話/090-9876-2423(つながらない時はSMSで)
🍀会場へのお問い合わせはご遠慮ください。
【終了しました】
2月15日(土)、今年最初の交流会は、親御さん7名、当事者4名(お子さん含む)、Ally1名の参加でした。
今回も、参加された親御さんのお子さんは全員 性別違和を持たれており、ジェンダークリニックやホルモン治療について情報交換が行われました。
お子さんは今が苦しくて、診断や治療を早く進めたい。一方、親は子どもの身体が心配で判断を逡巡する。
対話交流会では、同じ経験をした親からの体験談や医療関係の情報もある程度お伝え出来ますし、同じ悩みを抱える親御さんと出会うことで、親御さんも独りではないと安心できたり、当事者の方々のお話を聞いてお子さんの将来に希望を持てたり。
いつもながら、いらっしゃった時と比べて格段に和やかな表情で帰られる親御さん達を見て、こちらも嬉しくなりました。
また、今回は初めてご参加の当事者やAllyの方から、「親の気持ちを知ることができる貴重な機会」「当事者のお子さんの拠り所である親御さんを支える場として、つなぐ会の役割はとても重要」といった感想をいただき、ありがたく感じるとともに、気が引き締まる思いでした。
ところで、今回改めて感じたのは、セクシュアリティの悩みを抱えるお子さんがメンタル不調や不登校になる割合の多さです。
ある程度以上の年齢の当事者からは、世の中の理解が進んだとの感想をよく伺いますが、今回初めてご参加の当事者からは、「世の中が進んでいる割には当事者のメンタル不調が減っていない」との調査結果を伺い、胸が痛みます。
また、親が子どもを学校に行かせたいと思う気持ちは無理もありません。一方で、子どもは学校どころではなく、先ずは自身の苦しさを何とかしたい、という状況ではないでしょうか。
世の中の「普通」に子どもを合わせようとするのではなく、子どもの望む幸せを考えていけたら、親子の信頼関係が深まって、一緒に歩みを進めやすくなるかもしれません。
そして、交流会に1度の参加で終わりにするのではなく、繰り返し足を運んでいただくことで、その時々の悩みを吐き出せたり、その先の進め方に指針を持てたり、何より、「大丈夫!!!」と思えることで、親御さんの柔らかくなったお気持ちがお子さんに伝わり、お子さんとの対話が増えていくと思います。
とにかく、何年も独りで抱えて苦しむことなく、是非、気軽に足を運んでいただきたいです。
皆で応援し合えれば、きっと乗り越えられますよ!
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