ご支援/会員募集 SUPPORT お問合せ CONTACT
活動について ACTIVITY
ACTIVITY
EVENT
終了しました 8/9東京🍀ユースとのコラボミーテイング 日時: 2025年8月9日(土) 13:30 〜 16:00 2025.8.13 UP

今回は、LGBTQ+に関する認識拡大に努めている高校生団体Lambda Coalitionを招き、SOGI基礎講座とワークショップをしていただきました。つなぐ会経由でご参加いただいた保護者の方だけでなく、それ以外の10代から60代まで幅広い年齢層の方々が参加されました。

 

高校生の身近な生活習慣から繰り広げられる基礎講座は、LGBTQ+という新しい概念の認識に今ひとつ理解し損なっている保護者達にはとてもわかりやすく、スライドもシンプルで、リズムよく繰り広げられるプレゼンテーションに参加者も一様に引き込まれていました。大人たちにとっては、我が子と同世代の子どもたちの話術に感心するやら納得の面持ち。

某LGBTQ+のアンケート調査では、学校の先生はカミングアウトに真剣に向き合ってくれるけれども、家族はまじめに取り合ってくれないという答が多く、家族の受け入れが課題とされています。保護者は、当面の勉強や進路が大事と我が子の訴えを聞き流そうとしますが、他所の同世代の子どものプレゼンテーションには耳を傾ける。

我が子には感情が先立つが、同世代他者の言葉は冷静に受け留められる。ならば、学校で、教職員向け、生徒向け以外にPTA向けにも、若者によるLGBTQ+の講演を是非、開いてもらいたいものです。

 

ワークショップのテーマはマイクロアグレッション。参加者が4人一組のグループに分かれて、自分たちにも覚えがあるマイクロアグレッションを提示していきます。例えば、「男なら泣くんじゃない」とか「女子なのによく食べるね」とか。また、その場にいる未知の人に呼び掛ける言葉として、「そこのお嬢さん」とか、「お母さん」とつい呼んでしまうが、果たして性自認女性なのか、子どもがいるかどうかもわからない相手に対してどうなのか? 勝手にこちらで相手の性別や属性を決めつけて呼びかけて良いものだろうか。

 

そこから展開し次のプログラムとして、では、どう言い換えたらよいのか?

「男らしく」とか「女のくせに」とかではなく、「人として」どうかということが問われるべき。他人に呼びかけるときは、「そこの黄色い服の方」のように性別意識を抜いて呼びかける。或いは、多少知っている間柄ならばどのように呼べばよいか尋ねてみる、など。

他にもいろいろな事例が出ましたが、良かれと思ってかける言葉や理想論を述べた時に、現実には理想的に生きられないセクシュアルマイノリティには傷つきとなると知り、これでは何も話せない、と思ってしまった・・・。けれども、そういえば昔、LGBT講座で、カミングアウト後、子どもを傷つけまいと腫れ物に触るような家族関係になり息苦しい、どうしたらよいでしょう? と仰った親御さんに登壇者が、「何も話せなくなる親子関係より、まずは話してみましょう。それで相手が気色ばんだり、悲しそうになったら、まず謝る、その上で何がダメだったか尋ねてみる。そうやって対話しながら新たな人間関係を築いてください。きっと以前よりぐんと親密になりますよ」と言われたことを思い出しました。

そう、肝心なのは、対話なんですね。

 

最後は、セクシュアルマイノリティの先輩談。家族にしてほしいこととして、日頃からLGBTQ+について話題にするとか家庭環境が包摂的ならばLGBTQ+の子どもはカミングアウトしやすい、と。それに対して参加者から、まさか自分の子どもが当事者だとは思っていない保護者が多いので、話題にも出ないのではないかとの問いかけがあり、先輩は、今や政治課題やメディア情報等でLGBTQ+のテーマは結構出てくるので、そんな時には是非、家族で話す機会を持ってほしいとのこと。更に、子どものカミングアウトを受け入れられない保護者に対して、何故、子どものセクシュアリティを受け入れられないのか、自分自身に問いかけてほしい、とも言われました。

感情的に反応するのは致し方ないとしても、自分の心に向き合うことは大事でしょう。

つまり、カミングアウトはされた側に課題がある。何がネックなのか、心配なのか、不安から子どもの気持ちを拒むのか、よ~く考えてみましょう。昔はこんな子ではなかった、どうしちゃったの? わかっていたはずの我が子が・・ ・本当は、親の願いを子どもに投影していただけかもしれません。

 

今回、ユース世代からの言葉に多くの気づきを与えられた保護者は多いでしょう。

終了後のアンケートには、高校生のまっすぐな言葉によって理解が深まった、感動した、素晴らしい授業だったとの言葉が多くありました。もっと多くの人たちに届けてほしいとのメッセージも‼

 

旧い価値観に縛られている保護者を少しでもアップデート出来たら、との思いで企画したコラボ交流会でしたが、その思いは少しは叶ったかも!(^^)!

参加された方々の心に理解の種がまかれたなら幸いです。保護者にとっては家庭において、それ以外の方にとっては置かれた環境において、種が芽吹いて理解の花を咲かせますように🌈

もちろん私も、さらにupdate❣

ご支援と会員募集 SUPPORT

私たちの活動を応援してくださる人々の参加を歓迎しております。「LGBT の家族と友人をつなぐ会」の会員となって私たちの活動を支えていただければ幸いです。

事務局からのお知らせ INFORMATION
お問合せ CONTACT

フォームよりお気軽にお問合せください。

お問合せは各拠点へお願いいたします。(@を半角の@に変えてください)