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LGBT の家族と友人のみなさんへ
2022.2.18
大切な人から「自分はLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど)なんだ…」とカミングアウトされたとき、あなたはどのように感じられたでしょうか?
驚き、悲しみ、怒り、恐れ、困惑…。どのような感情を持たれたとしても、それはごく自然なことです。私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のメンバーも、あなたと同じように大切な人からカミングアウトを受け、それぞれがさまざまな感情を持ちました。
- 「ゲイやレズビアンって、テレビの中のちょっと変わった人たち・・・」
- 「LGBTって聞いたことはあるけど、自分の周りにはそんな人はいない…」
- 「人間は男と女だけ…」
もしあなたがこんなふうに考えていたなら、カミングアウトしてくれた人が大切な人であればあるほど、感情が大きく揺らぐのも無理はありません。
でも心配することはありません。統計によれば、10人に1人はLGBTの人が存在しています。言い換えれば、4家族に1家族の割合でLGBTの人がいることになりますし、またほとんどの人が自分の人間関係の中で、少なくとも1人のLGBTの人とはつながりを持っていることになるのです。
つまり、あなたは決して一人ではないということです。
カミングアウトされたあなたのために、そしてカミングアウトしてくれたあなたの大切な人のために、私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」からお勧めしたいことが二つあります。
[ あなたと同じ経験をした人と話してみること ]
一つはあなたと同じ経験をした人と話してみることです。メールでも電話でも、またミーティングに参加して直接話すこともできます。他の人の経験を聞いたり、自分の経験や今の気持ちを話したりすれば、気持ちが楽になったり、考えが変わったりして、元気になるかもしれません。私たち「LGBTの家族と友人をつなぐ会」は、喜んであなたをサポートします。
[ LGBTについて学んでみること ]
もう一つはLGBTについて学んでみることです。
このホームページには、あなたと同じ経験をした家族や友人の体験談もありますし、LGBTを学ぶというページもあります。参考資料にはお勧めしたい本や映画も掲載しています。
また実際に「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のメンバーになって、一緒に学んだりすることもできます。あなたの大切な人を理解し、応援するために、是非このホームページを利用して学んでみてください。
参考:『Our Daughters and Sons(和訳)』
この文章は、アメリカのPFLAG(LGBTの親や友人の会)が発行している小冊子を日本語に訳したものです。英文冊子はこちらです(PDF)。