久しぶりに東京西部地域で交流会を開きます。
友人にカミングアウトされた、Sexualityで悩んでいる仲間の力になりたい、子どものSexualityに悩んでいる、家族が理解してくれない、などひとりで抱え込まないで仲間と語り合い情報交換しましょう。家族同士、或いは保護者と当事者による対話で。塞がっていた心に希望が宿り、解決の糸口が見えてきます。
経験を積んだ保護者と、当事者の先輩と、話してみませんか?
▶日 時 2024年10月6日(日) 13:30~16:00
▶会 場 渋谷区勤労福祉会館4階洋室
▶定 員 25名(参加希望の方はあらかじめお申込み下さい。仮名可)
▶参加費 500円
▶申込先 mail/tokyo@lgbt-family.or.jp
tel/090-9876-2423(水・土・日対応、つながらない時はsmsで)
🍀会場へのお問い合わせはご遠慮ください。
【終了しました】 東京 対話交流会 @渋谷
今回、参加された親御さんのお子さんは全員、性別違和を持たれていたこと、親御さんとご一緒に参加された当事者の方も手術に関心を持たれていたことから、ホルモン治療や性別適合手術について多くの情報交換が行われました。
体に対する負担はもとより、セクシュアリティが揺れ動く可能性を考えると、親としては治療を積極的に肯定するのが難しいことは容易に理解できます。とはいえ、身体に対する嫌悪感が極度に強くメンタルに不調を来したり、それ故に生きていることさえ手放してしまいたいと考えるようなケースでは、子どもの気持ちを尊重し対応することになります。
トランスジェンダーの医療や性別変更については、あくまでも自認に基づき厳しい医療基準を緩和していく「人権モデル」が世界の潮流となっていて、日本でもその流れを踏まえ、特例法の手術要件に対し違憲判決が出たこともあり、実際に手術なしでの戸籍の性別変更が続々と認められています。
一方で、欧米を始め日本でも、基準緩和でハードルが下がったことによる治療行為の増加に対し、不安や懸念の声が高まっていることも事実。
選択肢が増えつつある今だからこそ、しっかりと調べ、経験者の話を聞き、後々後悔しない選択をして欲しい。そのためにも、同じ経験をした親同士が本音で語り合える機会は、とても大切だと感じています。
もう一つ、親御さんの葛藤に「あるべき親の姿」があります。慈しんで大切に育ててきた子どもが、別の性別で生きていくことを望んでいるのだから、親は子どもの気持ちに寄り添って、過去のことに触れてはいけないのか、懐かしく思い出すことすら良くないことなのかと苦しんでいらっしゃる。
親も感情を持つ一人の人間です。自分自身を許し、受け容れ、優しく抱きしめてください。「◯◯べき、〇〇ねば」の呪縛を出来るだけ手放して、自分の気持ちを素直に認めてあげてください。そして、一息ついてから、焦らずゆっくりお子さんと向き合っていけば、深まった絆が更に確かなものになっていくと信じています。
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