おすすめの本を紹介！！

「親子は生きづらい“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語」勝又栄政著/金剛出版

トランス男子の「僕」と娘を自分の作品として大切に育ててきた「おかん」。
その溝の深さは、カミングアウト前も後もなかなか埋まらない。
けれども、どうしてもわかってほしい「僕」の情熱は、10年の歳月を経てなんとか和解に向かう。
幼少期から性別違和を感じてきた「僕」の苦しみ、カミングアウトによって始まる「おかん」の葛藤が余すところなく描かれ、読み手もその渦の中に巻き込まれていく。
子どものセクシュアリティに悩む保護者だけでなく、親子関係で悩むあらゆる人たちに読んでほしい力作。